義父は75才で亡くなった
結婚して
ほとんどが社宅住まいだった
それ故
62才で終の棲家であろうこの地に移り住んだ時
「庭」に対する大きな夢があったのであろう
園芸店でのアルバイトはそれを物語っている
センリョウ・マンリョウ・ジュウリョウ・・・etc
所狭しと植えてある
家が建つ少し前には
秩父の知り合いの石屋さんより
大きな石が3点運び込まれた
何事か・・・と思ったほどの大きさです
今もその石を見ると
これからこの石をどうしたものか
とは思ってしまう
極めつけは
庭づくりの一環としての「ししおどし」を作り始めた事です
池を作りせっせといそしんでいる姿に
お茶を出す事しかできませんでした
しばらくして
“コーン”という音がしていましたが
そのうちに不具合が多くなり
いつしか「ししおどし」としての存在感はなくなりました
そうこうしていると
遊びに来た親戚が
義父の胃穿孔での顛末を聞くと
「その池のせいで、胃穿孔で死ぬか生きるかになったんだ」
と言われてしまった
敷地に池があるといいことがない・・・・
との親戚の持論です
気にした義父は
池を埋めてしまいました
確かに
湿気を呼び込むし、手入れも大変
蚊の発生源にもなってしまう
風情はあるが
リスクも大きいようだ